A meaningless quarrel〜不毛な争い〜

「おい、猿ガキ。オレと付き合え。」
「は?」

波乱の試合の後、いきなり天国に近づいてきたのは、相手校のエース屑桐無涯。
開いた口から出て来たのは、命令にしか聞こえない口説き文句だった。

当然周りの十二支高校&華武高校の面々は唖然。

そして、同様に憤りを感じていた。
つまり、要約するとこうである。

(いきなり抜け駆けかよ!!!(×少なくとも13))(牛尾・蛇神・鹿目・猪里・虎鉄・犬飼・兎丸・司馬・辰羅川・獅子川・御柳・白春・朱牡丹とその他大勢。)



最初に行動を起こせたのは、やはりさすがというか屑桐とのつきあいの最も古い牛尾御門だった。
怒りを露に天国の前に立ちはだかる。

「何バカなことを言ってるんだいっ!屑桐!!」
「キャプテン!」
天国は一瞬安堵する。
そう、一瞬だけ。



「猿野君は!!僕と結婚したんだよ!!」(64発目エスコート肝試しより)

・・・・・・・・・・・。





バックに元東○のオープニングのような荒波が見えた気がした。







(そこぢゃねーだろぉ?!)
天国は今の台詞に脱力しつつ、ツッコミをいれようとした。


「はっ!関係ないな!!第一不倫の方が男は燃えるんだよ!!」




がっくり。




返ってきた答えも全く的をはずしていた。




(そこか?!そこなのか??!!)



天国の体力をこそぎ取っていく会話は続いていた。




「バカを言わないでくれ!!野の花のような猿野君にそんな不純な愛ができる訳ないだろう!」
「バカは貴様だ。清純な奴こそ時として激しく乱れるものだ。」
「君に猿野君の何が分かるって言うんだ??!!」

「あの…論点ズレまくってるんすけど…。」

天国は何とか声を絞り出すが勝手に自分の世界を押し付けあっている二人には関係なかったようである。



「おい天国、大丈夫か?」
背中に優しく触れてきてくれたのは、いつも家畜呼ばわりしている鬼ダチだった。


天国は殆ど習慣で素早く明美になって沢松に泣きついた。

「うわぁぁああん、沢松きゅん〜〜〜っ牛尾キャプテンも折り紙野郎もひどいの〜〜っ!!」
「うわ!!抱きつくな!!」(オレが殺される!!)

沢松はふと二人を見ると、やっぱりこちらを睨み付けていた。

(ひぃいいいぃいっ!!)

しかし。

「私の本命は蛇神先輩なのに〜〜〜っ!」

「なっ…。」
突然名指しされ、驚く蛇神。

ぴく。

当然反応するその他大勢。





蛇神(君)(さん)(先輩)〜〜〜〜っ!!(×たくさん)」





##############

「おーい…天国。あれどーすんだよ。」

「と…とりあえず蛇神先輩なら死なんだろ…。」

「…おい、オレは帰るぞー?」

無責任な事を言う原因とその友人と、責任者の一人は、関わりあいたくないという一致した意見の元、その場を去っていく事にしましたとさ。


ちなみに、その場では…。
「いつのまになのだ〜っ!!」
「よくも僕の猿野君を〜っ!!」
「殺せ・・・。」
「ムカつき気〜っ0(>3<)0=3!!」
「とりあえず、ぶっころ。」
「許せませんね…。」
「……!!」
「結界なんか張ッりやがって〜!!」
「仏教先輩、ずるーいっ!!」
「渡せねえ”よ!」


「何の!猿野の愛は我が死守する也!!」
ボール・バットは愚か銃まで持ち出してくるその他大勢を、結界を張って防御する蛇神の姿があったとか。




おまけ。
 「天国、大丈夫か?…頑張ったな、お前にしては。」
 「もう、ちゃんとほめてクダサイよ。。一宮先輩。」
 「こら。二人のときは名前で呼ぶ約束だろ?」
 「う…分かったよ。一志…さん。」


 勝者・十二支高校三年 一宮一志

                                       end.


ありがちな猿総受ギャグでした。
勝者は一宮氏。8巻にプロフが出てたので、名前も使ってみましたv
一宮君、かなり好きですね。悪くなりきれなさそうなところとか。
ここだけの話、彼は私のオリキャラにビジュアルそっくりなんですよ。
もっと悪いし強いし陰険ですけど。
ここに来る人で知ってるのは付き合いの長いウリ汰さんだけですけどね。(笑)

関係ない話ですみませんでした!

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