「ッてぇ…。」









「まーた、やりやがったな。てめえ。」
「いーじゃん。かてぇこと言うなよ。これっくらい。」


やっぱ怒ってっかな。
けど、仕方ねーじゃん。


お前、甘いんだからよ。


「ったく、てめーは犬かよ。
 所構わず人の身体に噛み付きやがって。」
「嫌な名詞出すなよ。」


オレの大ッッキライな奴の最初の一文字。
思い出したくねーんだよ。

第一あんな奴の方が先にお前に会ったってのが一番腹たつ。

ま、結局はオレがコイツをゲットできたんだけどよ。
オレの知らないお前を、あいつが知ってるなんてムカつく。



「あー、もうこんなとこまで。」

天国はシャツをはだけて自分の体の傷を見る。
首筋、肩、鎖骨、腕、胸、腹…。


ついてるのはキスマークじゃなくて、歯型。


オレが味わった痕。



っつーか、この場面けっこークルんですけどねえ?

オレは自分に正直な性格なんで、本能のままに行動させてもらう。


「って、芭唐?!」
あー、顔赤くして、かっわいーv

自分のつけた痕に舌で触れてみる。

「やだっ、ちょ…!」
「いーじゃん。今更だし〜♪」

抵抗にならない抵抗をする天国。

オレは当然構わずに天国の感じる所を舐める。


「ぁ…ッん…。」
ん〜、いい声。


触れれば触れるほど、欲しくなる。
感じれば感じるほど、求める。




甘くて仕方ない。



「もっと…くれよ。」


たまんねーから、また噛み付く。


「い…ッつ…っ。」
欲しくて欲しくて仕方ねー。


全部、食わせろよ。



「芭…唐…ぁっ…!」



流す血すらも、全て。




「オレのもんだ。」



そして、また喰らいつく。



舌から口から脳天から指先までカラダ中に届く。


極上の味。


end


卯月一華様に押し付けました、芭猿小説です…。
肉食獣なばからんがイメージなんですけど、意味不明ですね。
微弱エロっぽいのも…初めてです。ミスフルでは。

読んでくださった方、本当にありがとうございます。(礼)
そして卯月さま、こんな文でマジすみませんです!!!


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