「オレに指図すんじゃねーテメー何月生まれだコラ オレは10月だぞ」
「関係ねーだろ、オレは…」
贈り物
「で?何月生まれなんだ?」
「?何がだよ?」
「テメーのタンジョービ。」
「はぁ?何でテメーに教えなきゃいけねーんだよ?」
「冷てぇの。せっかくオレがゴージャスでエキサイティングなプレゼントをしてやろうかと思ったのによ。」
「あぁんvアタイの生誕日は7月25日よv御柳くんv」
「それやめろ。ってか過ぎてんじゃん。じゃあやめ。」
「っておい!!せっかく記念すべきオレ様の発生日を教えてやったのに何だよそれ!
んもう、御柳キュンのイ・ジ・ワ・ルv」
「発生って自分が単細胞生物なん認めてるわけ?賢明だな。」
「ちゃうっちゅーに!つくづく失礼な奴だな。」
「あっそ。じゃあいらねーんだな?」
「いや、そーゆうわけじゃ。」
「欲しいの?」
「だってぇ、明美はもらえるものはなんでももらっちゃう強欲な乙女なのv」
「いや、乙女じゃねーっしょ。」
「意外と律儀に突っ込むよな…。
それよりプレゼントでもプレゼンテーションでもさっさとよこしやがれ!!」
「プレゼンテーションもらって嬉しいのかテメーは。」
「過ぎたことは気にするな!未来を見よう!御柳くん!!」
「んじゃやっぱ今年のプレゼントはなしな。」
「おーいっっ!!」
「過ぎたことは気にしねえんだろ?」
「時には振り返ることもたいせつだぞ?」
「言ってることバラバラじゃねえか…。」
「小せえことは気にするな!高校球児よ!!」
「お前な…。
ま、今年の分は来年に上乗せって事で手ぇ打っとけや。」
「えー…。」
「更にグレートでマーベラスになんぜ?」
「(辰っつんかこいつわ)んー…じゃ、それで許しちゃる。」
「おっけ。来年7月25日な。」
(とりあえず来年のデートは決まりっしょ。)
end
199発目から台詞抜粋。ネタばれではありえませんね。(笑)
会話文だけってのも楽しいです。
小説とはいえませんが…。
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