彼方へ
第三部
プロローグ
「ガブリエル様は立派に勤めを果たされたようですね。」
「皮肉は無益な事だ。咎は受ける。」
「咎はあなたにはないでしょう。あなたは今回も信じただけ。」
「…。」
「失礼いたします。」
「おや、これはお邪魔だったようですね…では、私はこれで。」
「……。」
「報告に上がりました。」
「聞こう。」
「ゾフィエルが目を覚ましております。」
「…分かった。」
########
「う…。」
「ようやくお目覚めか、ガブリエル。」
「……ここは…。」
「さあ、私は知らぬな…。この場所の名など…。
だが…一つ言えることはある。」
「…。」
「誰も邪魔はできない。それだけだ。」
冷たい手が頬に触れる。
そうだ、ここは追放の地。
神の愛の届かぬ場所。
だが。
「この時を待っていた…。ずっと。」
確かな愛がここに存在している。
暗く激しく…何よりも強い想いが。
「……っ…。」
纏うもののない身に与えられる熱が。
ここにあった。
To be Continued…
と、言うわけで伸びましたが第三部突入です。
なるべくそっちにおきたい部分なのですが、なにせ臆病者ですので…;
とりあえず今回は導入部です。
この部分でも二人以外の周りは結構動きますので(ってか動かないとまずいので)
あまり面白くはないと思いますがオリキャラばっかりの回もあるかと思います。
そんなんですが、お付き合いくださると嬉しいです…。
これからも頑張ります!!
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